【ホテルで働く】仕事の種類と内容を紹介。収入アップの攻略法まで徹底解説!

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カピバラくん
カピバラくん

ホテルで働くことに興味があるんけど、どうすればいいのかな?。

ホテルっていいですよね。

いつもと違う空間で、華やかなイメージで。

こんな素敵な場所でお仕事出来たらいいなぁ。

でもどうすればいいのかな?

こんな疑問に答えます。

この記事の主な内容は以下の4つです。

  • ホテルで働くには!
  • 仕事の種類 部門 セクション
  • 雇用の種類と採用に有利なスキル
  • 成功するキャリアアップ例

細かい目次は以下の欄から直接文章に飛べます。

【ホテルで働く】仕事の種類と内容を紹介。収入アップの攻略法まで徹底解説!

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私は現在とあるラグジュアリーホテルで管理職をしてまして、ホテル業界は合計で16年間働いてきました。
職歴も安価なビジネスタイプから高価なラグジュアリークラスまで、色んなホテルで勤務。

ホテルには色んな仕事がありとても魅力的なお仕事ですので、
馴染みがない人でも分かるように解説したいと思います。

ZERO TALENT


ホテルで働くには!

結論、バイトなら明日からでも働けます(笑)なんでもいいので受かりそうな所に応募しましょう!

ちょっとこれでは雑なのでもちろん詳しく説明しますね。

ホテルで働くのに資格や経験は必要ではないです。

なぜならホテルで働くメリットの中には「様々な部署で働く機会に恵まれている」というのがあります。

ということは、一度ホテルの中で働く機会を得れば

内部で転職活動を行える機会を得られるのです。

ホテルで働く入り口はとても広く、宿泊、料飲、宴会と接客機会のある大きな部門と調理などの裏方のお仕事も幅広くあります。

大きなホテルでは各部署に納品物を届けるポーター係など、ホテル内のインフラの一端を担う仕事もありホテル内で働く機会は一つの街の様に機会に恵まれています。

また現在ホテルで働くには、バイトを含めた契約や中途、新卒等で採用されます。
配膳会(飲食系の派遣)などを通して宴会スタッフやレストランスタッフとして働いたり、清掃会社を通して清掃スタッフとして働く事も出来ます。

もしホテルでやりたい仕事があるけど、今の状況だと直接その仕事につけるかわからない。
と言うであればまずはできそうな仕事からやらせてもらい、徐々に希望の希望職に近づいていくやり方もあります。

こう考えればホテルで働くハードルは低く、でも将来希望する職種で働ける可能性は努力次第で高められる事がわかります。

ではどの様な仕事がホテルにはあるのかできればやりたい仕事に近いところからキャリアを考えたいですよね。

次の項ではホテル内にある様々な部署やお仕事があると言うことをみていきます。

仕事の種類 部門 セクション

ホテルといってもいろんな種類のホテルがあります。
ビジネスホテル、シティーホテル、リゾートホテル、ラグジュアリーホテル。

中でもシティーホテル以上の規模だと、多くの部門とセクションに分かれています。

本当に色んな仕事があり、世の中の企業と比べると、

ホテルひとつの存在が一つの街の存在かの様に感じます。

そう、ホテルは衣食住の提供やそれを支えるインフラ、全てをソフトとハードで捉えるサービスマインドも加わり特殊な業種である事がわかります。

ということはその分だけ仕事が存在するわけですね。

では、網羅的にざっくりホテル内の部署や仕事を羅列してみましょう。

もしかしたら、興味の引く職種が将来出てくるかもしれないので、なんとなく頭の中に鳥瞰図の様に描いておくと良いでしょう。

宿泊部

 

hotel rooms

ホテルの売りである「お部屋」に関わる部門です。

フロントやベル、コンシェルジュなどホテルならではのイメージするお仕事があります。

Aky-blogでは宿泊部を中心に現場のお仕事の紹介をしてます。

ホテル宿泊部

フロント

ホテルの花形ともいえるフロント。

チェックインやチェックアウト、お客さんがお部屋の鍵を受け取り、最後に返し精算する。

フロントをやってこそホテルで働く醍醐味があります。

オペレーター

主に電話を受け答えするお仕事ですね。

外部からや客室からの電話に受け答え、関連部署に繋ぐ電話回線専門のスタッフです。

単なるテレフォンオペレーターと違い、ホテルの内外が絡むオペレーターはホテルの一般的な情報量をどの部署よりも有しており、問い合わせや担当する人や部署等まで網羅して把握してます。

なので、全てのホテルスタッフにとってオペレーターは、困った時に頼りになる存在なのです。

ベル

ベルと呼ばれる所以は、呼び鈴を鳴らすと出てくるスタッフからそう呼ばれる様になりました。

主にお客さんに付き添い、荷物のお手伝いをするスタッフ。

ホテルの中では随一の機動力を誇っており、個々の応用力や柔軟性によってホテルそのものの価値が左右されるサービススタッフともいえます。

またホテルスタッフの登竜門的な位置でもあり、多くのスタッフがベルでサービスレベルを鍛えて、各々キャリアアップしていきます。

ドア

主にホテルのドアを開けるスタッフ。

自動ドアのあるこの世では不思議な感じがするお仕事ですが、

人の顔をよく覚えており、ホテルの入り口であるドアという最前線で

お客さんの訪問の瞬間からサービスを提供する先駆けとして非常に重要なスタッフ。

バレットパーカー

主にお客さんからの車の預かりをする(バレットパーク)スタッフ。

お客さんの車をスムーズに預かり、またお出かけ時に用意をするお仕事。

ハウスキーピング

お部屋掃除やターンダウンサービス(お休みの準備)、お部屋でお客さんが快適に過ごせるために従事するお部屋専門のスタッフ。

快適な滞在にお部屋で求められる要望などに対応し、アメニティや備品などを中心にサービスを提供するのがお仕事です。

コンシェルジュ

ホテルに泊まるお客さんのために車やレストランなど手配をします。
お客さんの滞在のために出来ることを相談を受け、お手伝いをするホテルの特別なスタッフと言えます。
フロントと並びホテルでの人気ポジションの一つです。

ゲストリレーションズ

ベル、コンシェルジュ同様お客さんのためだけに注力して動くサービス専門のスタッフ。
コンシェルジュが受動的な相談役であれば、ゲストリレーションズは能動的にお客さんの滞在をよりよくするために動く精鋭部隊のような存在です。
海外では日本人対象にしたジャパニーズゲストリレーションズという専門スタッフを設けるホテルもあります。

料飲部

F&B

ホテル内の飲食に関わる部門です。

レストランやルームサービス、食事の際に活躍するサービススタッフは料飲という部門のスタッフ

レストラン

ホテル毎に和食や洋食、中華など巷の時にはレストランのフランチャイズが入ったりもします。

大きなホテルでは多くのレストランがあり、それらの予約を統括するレストラン専用の予約スタッフもいます。

サーバー

主に料理をテーブルまで運ぶ(サーブする)
フロントサーバーとバックサーバーに分かれてチームワークを組む時もあります。

バッシング

主に食べ終わったお皿などをテーブルから片付ける役割

デシャップ

主にオーダーを管理するポジション
出来上がった料理をお客さんごとに振り分けたり。料理の内容をキッチンのスタッフと確認したりする。

ルームサービス

インルームダイニングとも呼ばれる。
ホテルのお部屋の中で食事をしたいときに電話でオーダーを頼めるサービス。

オーダーテイカー

ルームサービス(インルームダイニング)の注文をお部屋の電話から受ける。

宴席料飲 バンケット

進行に合わせて団体をサーブする組織
社員と多くの配膳スタッフで構成されることが多い。

調理部

hotel kitchen

メインキッチン

メインの料理を調理するシェフ業務。
各レストランやラウンジ、宴会専用のキッチンなどでそれぞれ業務したり兼務する事もある。

プレパ

盛り付けのみの料理や、メインを料理に付随する食材を用意する。

バンケット専門キッチン

宴席、宴会専用の規模を扱うキッチン。

ペストリー、ベーカリー

パンやお菓子

ハイジーン

hotel hygiene

食品衛生に関する専門

スチュアート

食器類に携わる部署、必要な食器カリナリー類を各部署やイベント毎に揃える専門。
管理やメンテナンス等を行う。

ショップ

ホテル内のお店です。
ホテルのアメニティやロゴの入ったお土産類など、ホテルのオリジナル商品を扱う様な店舗は社員による運営。日用品を扱う様な店舗はテナントとしてホテルに入っているケースが多い。

レクリエーション

主にリゾート系のホテルにある施設の仕事。
テニス場、プライベートビーチ、キッズルーム等。

スパ

レセプションとセラピストで構成。
フェイシャル、ボディ、フットなど部位毎の施術サービスが一般的。

ジム

トレーニング機器やヨガなどの利用者のお手伝いなど。

プール

ライフセーバーとサービススタッフで構成。
ライフセーバーはサービスをしてはならない。

営業

法人営業、チャネル営業、宿泊予約、イベント営業、エージェント案件、グループ案件

ホテルという箱を使って、販売契約を結んでいく、ホテルの利益を最大化するための部門です。

マーケティング・広報

テレビ、書籍、ネットなど、ホテルをいかにメディアに売り込んでいくか、戦略を図る専門の部署です。

イベント・カンファレンス

企業による宴会場などを利用した催し物。
例えば企業のイベント、会議・発表会・セミナー・記者会見・パーティーなどなど。
その催し物を企業の担当者と計画しコーディネートしていく専門の部署。

宴会

バンケットサービス
バンケット技術スタッフ
配膳会

婚礼

営業
コーディネート

人事

採用や労務管理、トレーニング研修企画など社員が安心して就業出来るように働いてくれる部門

社労士など資格があると労務管理に有利です。

経理

ホテルの収支管理、税務や社内監査など会計業務が中心です。

簿記などの資格があると会計業務に有利です。

IT

トラブルシューティング、インフラ構築、保守、開発など幅広くありますが

ITパスポートやMOSなどの資格や、プログラミング言語を覚えシステムエンジニアとしての経験があると有利です。

セキュリティ

防犯、防災、警備業務

不審者などの警戒、火災や地震等の災害に備えたり、万が一の犯罪や災害へ対応するホテルのセキュリティ部門です。

購買

業者連絡、発注見積もり業務、コストコントロール、受け入れ業務

施設管理

館内施設点検、設備点検、修理、設営

各種工事士や設備士などの資格があると有利です。

支配人室

秘書

ホテルでの経験や、秘書検定、英語の資格などが有利です。

雇用の種類と採用に有利なスキル

skill

では実際働く時の雇用形態と採用に有利な資格やスキルなどを考察してみましょう。

雇用の種類

アルバイト

ホテルは学生におすすめなバイトですが、個人的にベルになる事を強く勧めます。
なぜならベルは接客、パソコン、体力などなど、初心の人でも各能力を比較的バランスがよく使う事ができるポジションだからです。
バイトの学生であれば、ちゃんと周りの社員の人達が必要なカバーを十分にしてくれるし
もし至らないところがあっても、一生懸命な姿勢であればちゃんと喜んで助けてくれます。
お客さんも多少の事は大きな目で見てくれるという若さならではの特権もあります。(笑)

特権は言い過ぎかもしれたせんが、上に挙げた能力を仕事を通してスキルアップの機会+語学に触れる機会に恵まれます。
結果就職にも、それから社会に出てからでも大いに役に立つ経験になるからです。
なので学生バイトはホテルでベルをやる事がおすすめです!

派遣アルバイト・社員

配膳会と呼ばれる料飲専門の派遣スタッフです。
一般的にレストランのバッシングスタッフや宴席のスタッフのサーブスタッフとして手配されます。

料飲の世界ではあまりパソコンなどは使いませんが、身のこなしや言われた事に反応する瞬発力と、キツい仕事で忍耐力も鍛えられます。

契約社員

ホテル業界ではやる事はアルバイトや正社員とあまり変わらないのが現状かと思います。
一応5年間契約社員を続けると、通知して契約期間を無期限にする事が可能ですがあまりおすすめしません。時間がもったいないので。
お試しくらいの感覚なら契約社員はいいかもしれません。

正社員

正式の社員は給料面や補償面でも他の形態より有利なケースが多いです。
基本正社員として雇って貰った方がいいと思います。
新卒採用や中途でも正社員の可能性はありますが、試用期間を設けているところが多いと思うので
最初の期間は一生懸命認めてもらえる様に頑張りましょう。

採用に有利なスキル

有利な資格、スキルは各部署事に違います、
経理なら簿記や会計士、税理士なども有利ですし、人事なら社労士。
プールではライフセーバー、ホテルカーのあるホテルなら普通自動車二種免許が有利(白ナンバーの場合、緑ナンバーなら必須)。

ホテルの必要な資格というのはありませんが、英語やパソコンのスキル向上は励んだ方がいいでしょう。
特に外資系のホテルは全ての報告書が英語での提出になる場合が多いです。
報告書に限らず会議も英語の機会が沢山あります。
ですので外資系ホテルでは英語が必要不可欠です。

成功するキャリアアップ例

ホテル業界で成功するキャリアアップの条件は外資系ホテルで働くことです。

なぜなら外資系ホテルで働くことでより効率的なキャリアアップが望めるからです。
効率的とは、要は手っ取り早く上にいくことが出来るということです。

そして具体的な手段は、

内部での異動の機会+他の外資系ホテルへ転職をする機会と同時にキャリアアップする

ことです。

転職

例えば平社員なら次の職場では主任を目指し、主任ならマネージャーを目指し、マネージャーならシニアマネージャー、シニアマネージャーならダイレクターといった風に、大体1・2年のスパンで転職のタイミングで上を目指すのが一番効率的なキャリアアップだと言えます。

実際にそんな人が外資のホテル業界ではたくさんいて、私の周りでもそんな人だらけです。

そしてコツは微妙に畑を変える事です。

例えばクラブラウンジのデスクサービススタッフなら、ゲストリレーションズのスーパーバイザー(主任)へ転職や同じ会社内の異動といった形で微妙に畑を変えながら、キャリアもついでにアップさせる方法が有効です。

そして同時に次のキャリア先で活かせる現在のスキルが、何らかの形で含まれるとやりやすいです。

例えば、現在社員の勤怠管理業務の経験があれば、別の部署でも十分にマネジメントとして活かせます。

タイトル上ベルのキャプテンとしての経験しかなくても、普段の業務の中でお部屋のベッドメイクや手配物の経験があれば、それを根拠にハウスキーピングのスーパーバイザーにキャリアシフトしていけます。

同じスーパーバイザーではありますが、結果色んな経験のあるスーパーバイザーのキャリアを作ることに成功してます。

この状態なら次のマネージャー職へステップアップがしやすくなるので結果キャリアアップへとつながります。

未経験でも

そして、未経験でもいきなりスーパーバイザーやマネージャーレベルになれる方法があります。
説明してきた通りホテル業はいろいろな働き方がある上に、福利厚生や労働環境が比較的守られています。他業種で経験を詰んだ人が自分のスキルを活かすためにホテル業に転職するする時にレベルの高い役職に就くことも可能です。

この様に、今いるホテルでの異動や外部のホテルへの転職機会を活かして、履歴書の上では色んな事ができる人物が出来上がります。そして応募の際にそれをアピールして昇進を希望すれば効率的にキャリアアップが実現出来ます。

まとめ

今ホテルで働いている人も、これからホテルで働こうとしている人もホテルで働くことに興味と不安を感じている人は多いと思います。
これからのAIの発展に伴い、サービスの自動化・効率化が進む中、人が従事するホテルビジネスは収縮していく様に見えます。

しかし人が織りなすサービスであるからこそAIには作り出せない価値を生み出す余地は、これからの時代にもあります。
むしろ人であるからこそ重要な役割を担うサービスマンシップは、これからもより強い関心が寄せられるのではないでしょうか。
ホテルビジネスの起源は古く、現在世界で一番古い宿泊施設は山梨県にある慶雲館(西暦705年)がありますがそれ以前にもホテルの役割はありました。

ホテルは人が旅をする以上必ず必要とされる場所であり、旅は人の代表的な欲求の一つでもあります。
つまりホテルにオワコンはないのです。

もしホテルで働くことを夢見て、興味がある、楽しいと感じるならば、今やれる努力をする限り未来は明るいと思います。

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