ルームステータスの活用法

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ルームステータスの活用法

ハウスキーピングといえば、お掃除ですね。

ではお掃除が当たり前の客室を普段どの様に管理しているのか、その方法の一つに用いられるのがルームステータス(清掃状況)です。

どこのホテルでもお部屋の清掃状況を示すルームステータスを使って全体の状況を把握してます。

ルームステータスは主に以下の状態に分類されます。

Inspected,Cleaning(Cleaned),Dirty

また空き部屋の事をVacantと口語で言いますが状況によって意味合いが変わってきます。

一つずつ見ていきましょう。

Inspected

全ての清掃・手配・チェックが済んだ状態。

特別なアレンジがないお客さんならすぐにお部屋を提供できる状態です。

Cleaning

清掃中の状態。

お部屋が仕上がるまでこの時間が勝負です。

Cleaned

清掃が終わった状態。
但しお客さん個別の手配やチェックなどは未だの状態。

この後ハウスキーピングのスタッフがお部屋を細かくチェックします(Inspection)

Dirty

英語で汚い、汚れてるの意味ですが、お部屋は使った後清掃が必要な状態。

文字通りこのお部屋はお客さんを案内出来ないですね、ステータス上は一番Inspectedに遠い状態を示します。

Vacant

正確には誰もいない状態

言い方によってはInspectedとほぼ同じですがホテルによっては手配は未だだったり、扱う意味が異なるので会社に準ずる。

例えば Vacant Dirtyは未清掃の部屋で誰もいなくてアサインもかかってない状態、とか、

Vacant Inspectedはは清掃済みだけどアサインがかかってない状態、などなど。

Occupied

誰かがいる状態、チェクインされている状態。

もうお部屋にお客さんがいるので勝手に入っていくことは出来ません。

どうしても用がある時は電話などで連絡してからお訪ねする様にしましょう。

今のルームステータスは?

Dirty or Cleaning→Cleaned→Vacant or Inspected

の様な順番で大きくは清掃・チェック・完了の3つの状態で把握されると捉えましょう。

一方他部署では

これはとても重要な共通認識として他の部署にも扱われます。

例えばお客さんが実際に到着してフロントでは手続き中にも関わらずシステム上のルームステータスが”Dirty”や”Cleaned”などであった場合、大変です。

フロントはお客さんをその部屋にチェックインさせる訳にはいかないですよね。

またコンシェルジュは、記念日などで宿泊のお客さんから依頼されたお花を事前セットしようとしても、同じくステータスが”Dirty”の時に部屋に持っていったところで清掃のスタッフがバキュームをガンガンにかけていてセットが出来ないなんてこともあります。

またフロントではこのルームステータスを手がかりにお部屋のアサインを状況により変更します。

ベルのスタッフも同じようにルームステータスを見て預かった荷物の部屋入れのタイミングを図ります。

このようにルームステータスは各部署の共通認識として扱われそれぞれの部署で仕事が円滑に行われるように重要な役割を果たします。

ホテルによって扱われるシステムによって、微妙に言葉や仕組みが異なるかもしれませんが大体この概念が基本となりますので、ルームステータスはしっかり把握しておきましょう。

ルームステータス、重要です。

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